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2015-03-17 15:33:29
どっちが正解?『建売住宅vs注文住宅』
マイホームは新築がいい!とこだわりのある方も多いことでしょう。新築であれば『建売住宅』か『注文住宅』かで迷ってしまうこともありますよね。それぞれの特徴とメリット・デメリットを理解し、納得のいくマイホームを手に入れましょう!
■建売住宅とは? 建売住宅とは、土地と住宅がセットになって販売されている新築分譲住宅のことを指します。ある程度のまとまった広さの土地をいくつかの区画に分け、同じ仕様の住宅を何棟か建設して販売しているのを見たことはありませんか? 不動産会社が大規模に開発している建売住宅であれば、建物の外観が統一されていて景観の美しい街並みが期待できそうですね。 小規模な建て売り住宅であれば、景観には期待できないものの市場に出回る流通量の多さが強み。選択のバリエーションが豊富に広がります。 ■注文住宅とは? 一般的に建築士やハウスメーカーに設計を依頼して、施工会社に建築してもらう住宅のことを指します。 注文住宅の最大の特徴は、その自由度の高さ。自分好みの土地を探して、一から家を作り上げてみたい人にはとても魅力的ですよね。 ■建売住宅はコスト面で有利! 建売住宅のメリットは主に3つあります。まず購入価格が明示されていること。完成している(あるいは仕様が確定している)住宅を買うのですから、明示されている以上にコストがかかることはありませんよね。 2つ目は仕上がりのイメージがつきやすいこと。間取りや設備があらかじめ決まっているので入居後に違和感なく生活ができます。完成済の住宅であれば、実際に中を見学することもできるので、あとになって「何か違う…」とガッカリするケースはグッと少なくなります。 3つ目は注文住宅よりも割安なこと。あらかじめ決められた設計を元に、決められた材料を使って建築するため、注文住宅に比べコストを抑えることができます。 最後は手間が少ないこと。建売住宅は土地と住宅をセットで購入することができますので、煩雑な手続きに悩まされることなく短期間でマイホームを手に入れることができるのです。 ■建売住宅の気になる部分 建て売り住宅はあらかじめ建物が決定している住宅を購入するため、デザインや仕様についての自由度は低くなってしまいます。 またすでに完成している住宅の場合は建築過程を見ることができず、材料や工法のチェックをすることが難しくなります。 あまり気にならないという人にはデメリットには感じないでしょうが、気にする人にとっては結構重要な問題ですよね。 ■注文住宅は自由度がウリ! 注文住宅最大のメリットは何と言ってもその自由度の高さ。自分の気に入った土地を見つけ、間取りや工法、設備・内装・外装から建築材料まで、法律の規制の範囲内であれば自由に選ぶことができます。 また徐々にでき上がっていく過程を見ることができるのもポイント。一から作るマイホームはまさに“自分の城”。完成した家に対する愛着は何にも代えがたいものとなるでしょう。 ■注文住宅はコストと手間がネック 自由度の高さに比例して、その分コストと手間がかかってしまうことは覚悟しないといけません。 コストは材料や設備を安いものに換えることで多少は抑えることができますが、こだわりを貫くかある程度妥協するか…悩ましいところですよね。 また、注文住宅の場合は基本的に土地がついていないため、まずは土地探しから始めることになります。土地の購入と住宅の建築という2ステップを踏む必要があるため、契約や費用の面で若干煩雑に思えるかもしれません。 もっとも、“自分の城”作りにはこれも楽しい作業なのかもしれませんけどね。 ■気になるお金の話 家を建てる際にお世話になる住宅ローン。建売住宅と注文住宅で住宅ローンの手間や負担は変わってくるのでしょうか? まず建売住宅の場合は土地と建物がセットになっているため、住宅ローンもまとめて借りることができます。特に建物が完成済であれば銀行の審査も早く通るため、手間をかけずに借りられるのがポイント。資金計画の見通しは立てやすいと言えます。 一方注文住宅では最初に土地を買う資金、次に家を建てるための工事費用と、ローンの借り入れや出費がその都度発生するため資金計画が煩雑になりがち。 あらかじめ建物のプランなどを持ち込むことで土地購入時にローンが組めるケースもあるため、事前に金融機関に確認を取ったほうが安心ですね。 このように建売住宅と注文住宅は「どちらがお得」というよりは、買う人の「こだわり」の方が重要になってきます。 一生に一度の高い買い物、予算とこだわりの妥決点を見つけて失敗のないマイホームを手に入れたいものですね。 ※平成27年3月作成 |